2008年9月8日

あなどるなかれカマキリ

2008年9月8日(月曜日)

 数日前、我が家の階段に大きなカマキリが現れました。それが昨夜は居心地よさそうに温水器にへばりついていました。秋はカマキリの繁殖期だそうです。指を近づけるととても機敏に反応します。こんな所でいつまでも和んでいては繁殖チャンスを逃しかねません。がんばりましょう、と言って庭に放してやりました。
ところでそのカマキリはメスのようでしたので、交尾ではオスを食べるのでしょう。メスは生涯で何度か産卵するそうです。しかしその都度オスを食べるのでは、オスが足りなくなりDNAの繁栄原理に合いません。交尾のあと逃がれて生き延びるオスがいるか、はじめからメスを上回る多くのオスが必要です。もし生まれる雌雄が同数であれば、メスは初めて交尾を経験するようなオス(若いオス)を逃がしてやっている可能性があります。そして食べられるオスは経験済みの、どちらかというと老いた個体が選ばれる?これなら話が合ってきます。食べられるそのとき、オスは甘んじてメスに身を任せると聞きます。DNA(種の繁栄)の摂理に「雌のミッション」、「雄の我慢?」を勝手に感じていました。食されるカマキリのオスの我慢はすでに殉教者ですね。カマキリ、あなどるなかれを思う一夜でした。

 

 

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